l1 l2  


時を音で知らせる機能を備えた懐中時計で、音の出るメカニズムを作動させて、時刻を知ることができる。知らせる時刻は、1時間を等分した区分を単位とする。ブレゲの“リピーター”は、通常15分単位か、7分30秒単位で知らせることができるが、特に高級なものでは、1分単位で知らせることができる。この音は、懐中時計の吊り手にある隠しボタン(ピストンを滑らせるタイプ)を操作して出すようになっている。この装置は、1800年以降には一般化して、優雅で確実なものになった。時計の肩に付いている場合もある。“リピーター”の中には、通称“ア.トック”と呼ばれるものでは、ハンマーがゴング.スプイングを叩くのではなく、直接ケースを叩いて音を出している。