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アブラアム=ルイ.ブレゲ、パリで業務を開始



ブレゲは、1762年からフランスで修行、この地で学業を終了。1775年、28歳で結婚し、パリの時計河岸 (quai de l’Horloge) に自身の工房を持つことになります。しかしながら、時計師としての認定は、1784年に受けています。

シンプルな美的感覚、高度な機能、完璧な仕上げの技能を備えた、明らかに自己の様式を表現する時計師となるのです。18世紀の末、1775年以降の腹が丸く張った装飾の多い時計に変えて、ブレゲは、ケースが平らで数字がより見やすい、針が真直ぐなタイプを提案します。

1783年には、スプリングを叩いて音を出すのでゴング.スプリングと呼ばれるリピーター機能を持つ懐中時計を完成します。彼はアンクル脱進機を改良し、ルビーを導入してシリンダー脱進機の完成度を高めます。

1786年、フランス政府は、パリにおいて王立時計製作所の創設案の検討をブレゲに要請しています。